2・「文章の悪い癖と描写力不足を痛感」
いえ、別に描写力に限った事ではないのですが……。
編集部様からいただいた資料の中に、拙作「大奥妖斬剣」に対する感想、及び商業誌レベルで見た場合に改善を要する点を列記していただいたものがありました。
それを一読して、目からウロコがポロポロ。
なるほど、確かに指摘されるとよくわかるなぁ…一言で言うと、描写力不足で読者にとって不親切なのですね。
キャラクターの容姿に至っては、ほとんど説明してなくて、読者の脳内補完能力におんぶに抱っこって感じで…。
特に指摘されたのが、同じ語句の乱用。舌、とか、触手、とかいう表現が、短い間隔でいっぱい出てくる。これは語彙力の不足ですね…。
あとは改行が多い、擬音、擬態語が多い、同じ文末後(〜た)の連続で、リズム感が損なわれている点など、指摘されなければそれっきりズルズル行っちゃってたでしょう。
一人称の文章の場合、主観的なショットで話が進むので、リズムが取りやすいのですが、三人称で書く場合は、注意が必要ですねぇ。
ともあれ、こういう指摘を受けることはいい勉強になります。
まあ、多少は誉められもしたので、そっちの方がうれしくて、まったくへこみませんでしたが(W)
基本的にポジティブに物事を考える性質なもので……。
ともあれ、商業誌レベルにはまだまだだという事を痛感したので、執筆を続けながら矯正していくという方針で、「マジカルガール」を書き始めたのでした。
続く
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