1.「発端」

 「二次元ドリームノベルズ」というライトHノベルの事を知ったのは、実はつい最近でした。
 私がほぼ毎日チェックしているある小説系サイトの管理者様が、二次元ドリームから単行本デビューするというので、ちょっと気になって書店でチェックしてみたのです。
 それまでこの系統のオリジナル系は、ナポレオンXXだけだと思っていたのでこれは久々の鉱脈発見でした(W)
 その後、一ヶ月ほどかけて古本、新刊取り揃えてほぼコンプリートして色々読み漁った結果、ダメもとで応募のメールを出したのが、GW前頃だったと思います。
 そのおよそ二ヵ月後の6月7日。一通のメールが届きました。
 マイクロマガジン社からの執筆依頼でした。
 メールを送ったことを忘れかけていたので(おいおい…)びっくりするやら半信半疑やらで、ともかくやらせていただこうと返事のメールを送りました。
 その時点でははっきり言ってまったく自信がありませんでした。
 すると、翌日、携帯に連絡が入り、直接、編集者の方とお話しすることが出来、色々と資料のメールも送っていただいたので、一応の製作指針を得ることが出来ました。
 ちょっとショックだったのは、ふたなりNGなこと。ふたなりレズ系をメインに書いてきた私にとっては最初の壁にぶち当たった感じです。
 とりあえずプロットを立てて相談することになり、送っていただいたプロット例を参考に三つばかりのプロットを作成し、送りました。
 その中の一つにOKが出て、何はともあれ書き始めたのがその数日後。
 かくしてヘボネット作家の苦闘の日々は始まったのである。

 続く

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