「囚われナオちゃん」

 14・「肉奴隷品評会」

 「さあ、着いたわ。ここが品評会の会場よ」
 ドクターはそう言ってその建造物を見上げた。
 それは、オーストラリアにある某オペラハウスを数百倍グロテスクにしたような建造物だった。東京ドームよりも明らかにデカイ。
 全体的なイメージは、貝殻か、昆虫のさなぎみたいだった。
 色は、濃いグリーンに黒やら茶色やらの筋が走っていて、いわゆる迷彩色みたいだった。
「ねえ、ドクター、その子譲ってよ。いくらでも出すから・・・」
 あの貴婦人はまだ哀願している。諦めの悪い奴だ・・・。
「ダメよ!この子は売れません。リファレンスモデルなんですから」
 ドクターはそう言うと、あっさりときびすを返し、会場の入り口へと向かう。
 首輪に付いた鎖が引っ張られているので、わたしも自動的にその後を付いて行く事になる。
「ねえ、ドクター、具体的に何をするんですか?」
 わたしはちょっとした不安を感じながら訊いていた。
「あなたのデータを取るのよ」
「それで、ホモ何とかを作るんですよね?」
「ホムンクルスよ」
「それって何なんですか?」
「簡単に言うと、人造人間ね」
「えっ!キ○イダー!?」
「はあ?何、それ」
「いえ、こっちの話です。で、その人造人間って・・・」
「あなたのデータをコピーした、量産型の肉人形よ」
「・・・何だかすげー嫌なんですけど」
 そりゃ、そうだろう。何十人か、何百人か、あるいは万単位なのか、わたしのそっくりさんが色んな人に犯しまくられてよがり泣いているのを想像しただけでブルーになる。
「・・・何だか凄い事考えてる顔ね。ホムンクルスに反映されるのは、あなたのデータだけよ。容姿はそれぞれのクライアントの好みに合わせて作られるわ」
「それでもすげー嫌なんですけど・・・」
「あなた、変わってるわね、あなたのコピーを何十万もの人が愛するのよ、光栄でしょ?それを嫌がるなんて凄く変よ、あなた」
 いや、わたしが変なのではなく、この世界がめちゃめちゃ歪んでるのでは?
 まあ、郷に入りてはGO!GO!GO!(ちょっと違うか?)って言葉もあるぐらいだから、この世界に来てしまった以上はここのルールに従うべきなのかもしれない。
「うう・・・で、具体的にどんな事されちゃうんですか?」
「そうね、まずは機械による各種体液採集、膣および肛門の圧力検査、拡張テスト、絶頂までの快感曲線グラフの作成、それから実演があって、終了ね」
 超絶ウルトラ級にブルーだ・・・ブルーを通り越してブラックに近いかも。
「ぜーんぶバックレて帰るって、無理・・・ですよね」
「ええ、無理よ」
 そんなにはっきり言わなくても・・・。
「さあ、ここが検査会場よ」
「うわ、他にも一杯居るし・・・」
 そこにはわたしと似たり寄ったりの恰好をした少女達が百人近く居た。
 ペニちゃん付きや、そうでないのや、猫耳、尻尾付きとか、ウサ耳とか、翼のある人とか、おっぱいが異様に大きい人とか、色々居た。
 改造されてそうなったのか、元からそういう姿の人なのかはわからなかったが、みんな美少女だった。
「さあ、こっちよ、いらっしゃい」
 鎖を引かれてわたしは会場の一角にある機械の前に連れてこられた。
「おお、これはドクター!今回は参加なさらないと聞いて残念に思っていたのですが、しっかり作品を作ってこられましたな」
 でっぷりと太った中年男性がドクターに話し掛けてきた。
 この人は皮製のベストみたいなものを羽織っている。下半身もだぶだぶのズボンみたいなものを穿いていて、まあ、現実世界でも通用しそうな恰好だった。
 つまり、この世界ではいけてない人なのである。
 わたしは恥ずかしがってドクターの背後に隠れていた。だって、どんなにいけてなくても男にこの姿を見せるのはちょっと・・・。これだけ色々されちゃっても、気分は乙女なのである。
「ええ、最高の人材が手に入りましたので、急遽参加を決めました。私の最高傑作ですよ、この子は。ほら、ナオ、ご挨拶しなさい!」
 鎖を引っ張られて、わたしはドクターの背後から引っ張り出されていた。うう、はじゅかしいよぉ!
「ナオです・・・」
 それだけ言ってうつむいた。『よろしく』なんて、して欲しくない。
「ほお、これは見事な・・・」
 うう、何処がどう見事なんだよぉ!?はっきり言わないと余計に恥ずかしくなるよぉ!
 それにおっちゃん、すげーいやらしい目つきをしてるし・・・男のくせに何でペニちゃんばっかり見るのかなあ?
「ふふっ。早速検査にかけていただけます?きっと驚くわよ」
「それは楽しみですな。では、こちらへ」
 何だかありきたりな、透明な筒状の装置の並んでいる前に連れて行かれた。
 直径は一メートルほど、長さは三メートル近くある。SFなんかでよく見かける装置だった。
 こういう装置の中で、クローンを作ったり、怪人を作ったり、冬眠したりするのだ。
「さあ、入りなさい」
 わたしは素直に従っていた。割と見慣れたデザインの装置だったので、緊張が少し和らいでいた。
「じゃあ、検査を開始するわ。あまり暴れちゃダメよ」
 上から透明な筒が降りてきて、わたしは閉じ込められていた。
「・・・」
 三十秒ほど、何も起きなかった。
 もしかしたら、このまま何分かじっとしていて、それで終了!とかだったらスーパー嬉しいな、とか思ってる矢先にそれは現れた。
 スライムだった。ドロドロの半透明な黄色い粘液が、床と天井から大量に降り注いできて、あっという間に筒の中を満たしてしまった。
「んあぁ・・・」
 スライムが穴という穴全てに侵入し始めた。鼻や耳、口の中にも容赦無く入ってくる。 肺の中まで侵入され、わたしは窒息するんじゃないかと焦ったが、何だか呼吸が重い気がするだけで、苦しくはなかった。
一分足らずの間に、わたしはスライムの中に浮いた状態になっていた。
 尿道口に侵入したスライムが、強烈な尿意をわたしに与えてくる。
 しかし同時に、スライムによって尿道がふさがれているので、迸らせる事が出来ない。 さらに。
 ずにゅううううっ!って感じでペニちゃん内部にも侵入されていた。
 シェラさんの舌で輸精管ズコズコされた事があったが、あれほどハードな感じはなかったが、何だか凄く拡張されてるみたいで・・・!うぁ!出ちゃう!出ちゃうよぉ!
 無理やり広げられ、セーエキの溜まる所(当然、ある筈だ)の弁までこじ開けられたらしい。何だかドローッという感じで、いつものドクドクと比べて凄く大人しい快感とともにセーエキがスライムの中に漂い出て行く。
 お尻の穴に入ったスライムも、容赦ない拡張を開始していた。
 ググググッ!と、情け容赦無しに広げられた。すげー恥ずかしい。
 マジにお尻が裂けそうになるまで拡張された後、一瞬で圧力が消失していた。
 キュン!という感じで急速にすぼまる感触が凄い快感だった。
 快感の余韻に浸る間もなく、今度は前の穴が拡張されていた。
 これも容赦無く広げられた。ああ、凄い広がってる・・・この前、『てずるもずる君』に広げられた以上の拡張感があった。
 しかも、子宮口まで開かれてるし・・・。
 これも急速に引き抜かれてキュウウウッ!ってなるのがなかなかよろしかったです。
 やりたい放題やったスライムはやがて床の穴から排出されていった。
 一体、何がしたかったのだろう?とか思っていたら、今度はやたらメカメカしいマニピュレーターみたいなのが数本、天井から現れた。
「えっ!わぁ!」
 あっという間に手足を拘束されていた。
 先端に鋭い注射針のようなものが付いたマニピュレーターが二本、わたしのおっぱいに近付く。
「ま、まさか、そんな酷い事!するんですかあああっ!」
 乳首の先端に針が刺さっていた。
 痛かったのはほんの一瞬で、後はキューンという感じの鋭い快感があった。
「くぁ・・・あひぃ・・・あああ・・・!」
 かなり深くまで刺し込まれた。
 更に横から指そっくりの突起が付いたアームが現れ、乳首を刺し貫かれて震えるおっぱいを揉み揉みし始めた。
 おっぱいの根元から先端に向けてゆっくりとしごくように揉み上げてくる。
 やや単調だったが、なんとも絶妙な揉み具合だった。
 そのうちに、おっぱいの芯が硬くしこり始めた。アームはそれをしごくようにして揉んでくる。
「んぁ・・・はぁ・・・はぁぁんっ!」
 これは文句無しに気持ちいい。乳首に針刺されているのが凄く気になるが、揉まれる快感で、わたしの脳は甘く蕩け始めていた。
 むぎゅううううっ!むぎゅぎゅぎゅぎゅううううっ!
「あはああああんっ!」
 いきなりとてつもなく強く搾られ、乳首に痙攣が走る。あ、出る!ミルク出るよぉ!
 針を刺された乳首から、ぴゅーぴゅーと、少量のミルクが迸る。
「んああああっ!」
 おっぱいの奥の方に異様な感覚が沸き起こる。乳首から迸ろうとするミルクが、そこで吸い取られているようだった。
  吸引が始まっていた。これってミルク吸い上げてるのだろうか?何故に注射器で乳首刺されてミルク吸い?うぁ!でも、これも気持ちいいかも・・・。
 やがて吸引が終わり、針が抜かれた。抜かれる時もなんともいえない快感があって身体が震える。
 ちょっと怖かったが、乳首の先端を見てみると、小さな血球が盛り上がっていた。
 やっぱり血が出ていた。ちょっとだけむかつく・・・。
 奇妙な搾乳が終わり、今度は細い管の付いたマニピュレーターがわたしの下腹部に伸びる。
 うう・・・あの形からすると、狙ってくるのは・・・。
 つぷっ!
「うひぃ・・・」
 やっぱりにょーどーこーだった。さっきはおしっこ漏れそうなのに寸止めにしておいて、今度は無理やり吸うんですかぁ?
「うぁ・・・はひぃ・・・」
 真中あたりで管が止まり、更に新たなマニピュレーターが、前の穴に向かってきた。
 その先端は三本の触手みたいになっている。
 にゅぷっ!
「うはぁぁ・・・」
 女の子の穴に入ってきた。ひくつく膣道を進んできた触手は的確に快感スポット・・・Gスポットを狙ってきた。
「ひんっ!あ・・・あ・・・あああっ!」
 Gスポットが三本の触手に嬲られ始めた。これは効きますっ!二本が両側から挟み込んで揉み揉みしながら、もう一本は徹底的に擦り上げてくる。
 触手の表面は小さな粒々みたいなのが一杯付いていて、それが敏感なひだの集合体を絶妙の力加減で揉み擦り、すりすりと刺激してくる。
 その刺激にたちまちスキーン腺がぷっくり膨れて『潮』を溜め込み始めた。
 それを二本の触手がころころと揉み転がし、もう一本が途中から尿道につながっている管をすりすりとしごき上げてくる。それに反応した尿道も、コリッとした感じにしこってひくつき始める。これがまた堪らなく気持ちいい。
 次第に触手の速度が上がり、荒々しくなってきた。
「やはぁぁ!ちょ、ちょっと強すぎるよぉ!」
 わたしの抗議に反発するように、更に動きが荒々しくなっていく。
 膨らんだスキーン腺を揉み潰しそうな強烈さで、触手は容赦無くGスポットを押し揉んでくる。そこには機械ならではの無慈悲さがあった。
「うはぁぁ!あ、あ・・・あひいいっ!」
 ぎゅりぎゅりと音がしそうな激しさで、とてつもなく敏感なスポットを揉みこねられ、わたしはその強引な快感の激流に押し流されてゆく。
 ぎゅりっ、ごりっ、ぐぎゅううううっ!と、容赦無く絞り上げられ、押し揉まれるGスポットからの刺激はわたしの視界を白一色に染め上げていた。
「やはぁぁぁっ!ひいいっ!ひゃあああんっ!」
 強烈な快感に唯一自由になる髪を振り乱して泣き狂うわたし。
 あっという間に堪らない尿意にも似た快感がわたしを包み込む。
 ぐりいいいいいっ!と、捻り潰すような激しさで触手が限界まで膨張したスキーン腺を絞り上げた。
 これは潮吹きせよといってるんだろうな。ええ、しますよ、盛大に!
「んああああっ!やはああっ!出ちゃう、出ちゃうよぉ!ふあぁぁぁぁんっ!」
 メカが相手でもそう叫んで泣かずには居られない快感だった。
 本来ならぷしゃああああっ!てな感じでスプラッシュする筈の潮が、尿道に挿入された管に吸い込まれていく。ああ、まだ出てる。凄い出てる・・・きっ、気持ちいいよぉ!
「はあ、はあ、はあ・・・!くあぁぁ!」
 潮吹きが終わって、荒い息をついていたわたしの尿道口に挿入されていた管が、更に奥に挿入されて、あの、凄い尿意をもたらすスポットを突いていた。
「あはぁ!も、漏れるっ!お、おしっこ漏れちゃううううっ!」
 膀胱まで管を刺し込まれて耐えられる筈も無かった。わたしは思いっきり迸らせていた。
 これも一滴残らず管に吸い込まれていく・・・あれっ?何故だか快感が弱いぞ。気持ちいいのは確かなのだが、堪らない快感では無い。
 あ、そうか!尿道側の快感スポットを一つも通っていないからだ。成る程・・・とか、自分で勝手に納得しているうちに、『搾尿』とも言うべき作業は終わっていた。
「はあ、はあ、うわ!今度はそれですかぁ!」
 そう、まだメインディッシュとも言うべき『液』が残っていた。
 今度のアームの先端に付いているのは、簡単に表現すると、でかいチクワだった。
 そう。おでんだねに使うあれである。
 でも、それは断じてチクワではなかった。先端に開いた丸い穴はパクパクと魚の口のように開閉を繰り返している。
 どうやらドクターの作った実験生物と同じような奴らしい。
 全く!この世界の文明ってわけわからん!
 そいつがわたしのペニちゃんに近付き。
 ぱくっ!はむはむはむ・・・。
 根元まで飲み込まれた。うわぁ!何だか気持ちよすぎるぞぉ!
 ペニちゃん全体をハムハムと噛まれているような感じだった。うねりのように根元から先端に向かってハムハムと揉み、噛まれて行く。
「はぁぁ・・・やぁ!そんらにモムモムしたららめらよぉ!」
 もうロレっております。チクワ君はなんとも微妙な動きでペニちゃん全体を揉み搾ってきた。もう、どうしようもないぐらい気持ちよくて。
「ふわぁぁぁ・・・いい・・・ひっ!いいよぉ!、もっとぉ!もっとモムモムしてぇぇ・・・あはぁぁぁんっ!」
 などと蕩け切った声が出てしまいます。ああ、何という快感!機械ならではの手加減の無さがこの場合凄い快感だったりする。
 だんだんモムモムのパワーが上がってきて、ペニちゃんが揉み潰されそうになる。
 それが凄い快感の波になって、わたしのペニちゃんを弾けさせていた。
「ひっ!あんっ!やっ!で、出ちゃうっ!出ちゃうのぉ!はあああああんっ!」
 堪らない快感とともにドクドクが始まっていた。
 ああ、出る!すげー出るっ!ドクドクしてるのに、機械は容赦無く搾ってくるのでいつもよりドクドクが永いように感じる。
 一体何分間ドクドクしていたのだろう?時間感覚が吹っ飛んでいて全くわからなかった。判っているのは、この世界に来てから最も多い量のセーエキを出したであろう事。
「はぁああんっ!」
 ちゅぽん!という音ともにチクワ君が外れていた。ああ、いい思いさせてくれてありがと・・・。
 機械にされちゃうのって、わたし的には意外とOKだったりする。
 そこには、恥ずかしがって泣き悶えるわたしを嬲ってくるような『意思』が感じられないからだ。
 無理やりやられても、そこはそれ、機械のやる事だから、とか思って何か、割り切れちゃうのだ。
 一番苦手なのは、恥ずかしい言葉で嬲られながらねちねち責められる事。
 自分の反応とか、身体の状態とかをいちいち指摘されて嬲られるのは一番嫌なやられ方だ。
 人前でやられると更に恥ずかし過ぎて死んでしまふ・・・などと思っていたら、そういう悪い想像は何故か現実のものになってしまうのだ。
 わたしにとって最大の危機が迫っていた。

 続く

その13へ                      その15へ


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