4・「削り込み、そして……」

  編集部から出された文字数削減のアドバイスにしたがって、言葉の言い換え、句読点の打ち直しなどで行数を減らしていく。
 通常使っているテキストエディタの画面表示と、実際の雑誌掲載時のフォーマットが違うのでかなり無駄な行(一文字とか二文字ぶらさがるだけの行)が発生してしまっていた。
 早速フォーマットを変更して雑誌の表示と同じにして作業を始める。
 思ったよりもごっそりと削れるものだ。あっという間に十数行分が削減できた。
 ちょっとくどいと思った描写も少し削ってあっさり目にしてみる。
 で、自分的にOKだと思って送ったところ、まだ十二行ほど多いという返事だった。のでさらに推敲を進める。
 読み直しているうちに大幅手直ししたくなったりもしたが、締め切りも迫っていたのでとりあえず削り込みに集中して何とか規定ページに収めることができた。
 OKも出て、著者校正も完了! あとは雑誌の発売を待つだけとなった、が、同時進行で単行本のお話もいただいてしまい、まさに餌に食いつく魚のように後先考えずにOKしたのであった。
 それが新たな苦闘の始まりだった。
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